【美濃加茂市】公園で防災体験!「本当に避難所として使えるのか?」を検証するイベントが開催されました
※本記事は、2025年2月に開催されたイベントの取材をもとに執筆しております。
取材後、記事にするタイミングを逃しておりましたが、トカラ列島の群発地震もあり、今、改めて多くの方が防災について関心を高めているのではないでしょうか。
このようなタイミングだからこそ、防災イベントを振り返り、備える意識を一緒に高めていけたらと思い、遅ればせながら記事を公開させていただきます。
2025年2月22日(土)〜23日(日)にかけて、リバーポートパーク美濃加茂で開催された防災イベント「本当に避難所として使えるの?公園に泊まってみよう!」。
リバーポートパーク美濃加茂は、有事の際の避難所として利用される施設となっています。今回のイベントでは、本当に避難所として機能するのかを実際に体験するという試みが行われました。参加者は、ビジターハウス内や芝生広場での宿泊体験を通してアウトドアスキルと防災意識の両方を学びました。
イベントでは、災害支援車や給水車の展示をはじめ、AEDの使い方や応急処置を学ぶ講座、簡易トイレの作り方講座、ロープワーク講座、さらには土嚢袋作り体験など、災害時に役立つさまざまな実践的プログラムが行われました。
組み立て・分解が容易で、断熱性・保温性があり、プライバシーの確保や移動・保管のしやすさといった利点を備えた段ボールベッドも紹介されていました。
机と段ボールを使って仕切りを作り、プライベート空間を確保する実践も行われました。
イベント会場では過去に起きた被災のパネル展示もされていました。
特に印象に残ったのが、1983年9月28日に美濃加茂市で発生した水害の記録展示です。
この地域でも過去に大規模な災害が起きていたことを、私は今回のイベントで初めて知りました。さらに、能登半島地震や新潟中越地震の被害と復旧活動の紹介もあり、過去の記録に触れることで、「災害はいつでも、どこでも、誰にでも起こり得る」という事実が胸に迫ってきました。
防災は、起こる前に備えることが何よりも大切です。今回のイベントは、防災に対する意識を多くの人に与えてくれたと感じています。こうした機会を通じて、自分自身と大切な人を守るために「今できること」を考え、備える人が増えていくことを願ってやみません。
また、こうしたイベントが今後も開催されることを期待しつつ、ご家庭やご友人と一緒に、防災について改めて学ぶ時間をつくってみてはいかがでしょうか。
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