【美濃加茂市】ショック… 知る人ぞ知る天然酵母使用の隠れ家的パン屋さんが廃業していました
毎月1店舗ずつ、素敵なパン屋さんをご紹介していこうと思い、今月は岐阜県美濃加茂市川合町にある隠れ家的なパン屋さん「パン工房 マルヤマ」さんの記事を準備していました。しかし、インターネットで住所を調べたところ、「閉業」の文字を発見。驚きとともに、真偽を確かめるべく実際にお店へ足を運んでみました。
すると、残念ながら2024年12月31日をもって廃業されていたことがわかりました…。
この記事では、筆者がご紹介したかった「パン工房 マルヤマ」さんの魅力をお伝えします。
岐阜県美濃加茂市川合町の静かな住宅地に、ひっそりと佇む「パン工房 マルヤマ」さんは、隠れ家的な存在のパン屋さんでした。
店内にはパンのメニュー表がズラリと並んでおり、気になるパンを選んで注文を伝えると、冷凍庫からパンを取り出して渡してくれるスタイルでした。
パンは焼き上がり直後に−30度で急速冷凍されており、解凍してもふっくらとした食感が楽しめるのが特徴です。
「パン工房 マルヤマ」さんでは、「環境」「原料」「お水」「天然酵母」にこだわり、製造過程で炭素を使用して環境を整え、静電誘導水でパンの品質を高めていました。これにより、天然酵母の風味が最大限に活かされたパンが生まれていたのです。
ご紹介しようと思っていたパンはこちらの4商品です。
炭を練り込んだ黒いパン生地が特徴の「備長炭入りあんぱん」。パン生地に、キャラメルクリームが折りこまれて焼かれた「ソフトキャラメル」。クリームの甘みとレーズンの酸味が絶妙なバランスの「レーズン&クリーム」。野沢菜が入った、おやき風の総菜パンの「野沢菜おやき」。
購入したパンは冷凍状態でビニール袋に入れられて渡されます。袋は、大手パン工場を思わせる丈夫でしっかりとしたデザイン。
毎月第3土曜日には全商品が20%OFFで販売され、多くの常連さんがその日を心待ちにしていた「パン工房 マルヤマ」さん。その美味しいパンを通じて、天然酵母の魅力や職人のこだわりを届けてくれたこのお店の閉店は、本当に残念です。しかし、そのパンの温かさや味わい深さは、多くの人々の心に残り続けることでしょう。「パン工房 マルヤマ」さん、これまで素晴らしいパンをありがとうございました。
「パン工房 マルヤマ」さんがあった場所はこちら↓